「精霊の守り人」「獣の奏者」などの作家 上橋菜穂子さん講演会について

2014-11-25

11/24は 「精霊の守り人」「獣の奏者」などの作品で知られる作家で、文化人類学者の上橋菜穂子さんが国際アンデルセン賞を受賞したことを記念した、講演会を拝聴いたしました。

 ◇朝日新聞主宰 11月24日[月][休]午後2時~4時30分、東京大学・伊藤謝恩ホール

ご存知の方も多いと思いますが、上橋先生はこのたび国際アンデルセン賞を受賞され日本の児童文学が世界で高く高く評価されました。大ファンの一人として私は母(大ファン)と共に拝聴いたしました。「精霊の守り人」は先生の育った環境から現在に至る体験があってこその作品であること、子供たちがいかに本の世界から想像力・感受性を育んでいるか・著書に込められた深い深いメッセージなど沢山のお話に私は感銘を受けました。上橋先生の本と出合ったのは大人になってからでしたが、子供の頃のように主人公のバルサになりきり冒険をすることが出来ました。特にバルサの見事な武術のシーンは痛快そのもの!!上橋先生は大の格闘技ファンだそうで、あの描写は納得です。

児童文学というと「えっ子供の本?」という反応もありますが子供にもわかりやすく書かれたすぐれた文学でしょうか。人種・性別・年代を超えた力がそこにはありました。幼いころからの読み聞かせやお話が子供たちの心に豊かな種となり留まり、それがいずれ色々な形で支えとなって花開く栄養となること。私の子供にも幼児期から本の読み聞かせを沢山してきました。これからの人生どんな花を咲かせるか、そっと見守りたいと思います。

子供の本に関してJBBY(一般社団法人日本国際児童図書評議会 = Japanese Board on Books for Young People)は、国際児童図書評議会(IBBY)の「子どもの本を通して国際理解を」という理念に共鳴して1974年に設立されました。ご興味のある方はリンクをご覧ください。お読みいただきましてありがとうございました。スイートローズ主宰 内田

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